この度、オリエントブレイン株式会社(大阪府吹田市:社長 南出弘治)は、製紙業界で使用されているソーダ灰回収ボイラー専用の炉内監視カメラ(通称:チャーベットモニタ)BR-500の開発に成功し販売を開始しました。
従来この分野は米国系企業2社が世界の供給を永年独占してきましたが、カメラにビジコン管(撮像管の1種)が使用されているため寿命が短く(約1〜1.5年)、価格も1式で1,000万円以上と高価なため、製紙業界から安価で長寿命な製品の開発が切望されていました。
ソーダ灰回収ボイラーは製紙用のパルプを製造する際に発生する黒液(こくえき)を製紙工場の主要燃料として発電や熱源に利用し、あわせてソーダ灰を回収、再利用するために使われているもので、近年バイオマスエネルギーの有効な利用方法としても注目を浴びています。
このボイラーの運転に欠かせないのがチャーベットモニタですが、通常のCCDカメラでは黒液が燃焼するときにナトリウムが出す高輝度のため炉の内部の燃焼灰の堆積状況(チャ−ベット)を見ることができませんでした。
産業用監視カメラ機器の開発からプラント監視システムのソリューションを手がける当社では、これまでの知見と技術をベースに新たに特殊な光学系を開発しCCDカメラで従来のビジコン管を使った米国製品と同等以上の性能を実現しました。
寿命の短いビジコン管を使用していませんので長期にわたって安定して使用でき初期投資やランニングコストの大幅な低減を図ることができます。
既設設備に簡単に導入できるようにコンパクト化されており、取り付けも簡単です。
当社では国内の製紙工場の新設やリプレースだけでなく海外の製紙工場への販売も計画しております。
価格は1式で約800万円、初年度で20セットの受注を目指しています。
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